本田技研工業(株)のブラジルでの現地法人であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(以下:HAB)は、スマレ市にある四輪車工場の能力拡大計画を発表した。
HABは、力強く経済回復する南米の旺盛な四輪車需要の中、シビック、フィットの好調な販売を受けて、建屋の拡張、溶接・塗装・組立ライン設備の増設などを行い、昨年生産実績5.6万台(含輸出)から、2007年初めには生産能力8万台強(日産360台/2シフト)とし、2008年には10万台(日産400台/2シフト)に拡張し、関連投資額は1億USドルを見込んでいる。
ブラジルの昨年の四輪市場は前年比109%の約148万台と2003年以降、拡大傾向にある。本田の2004年の販売実績は市場拡大を上回る前年比158%の50,692台で、2005年も3シフト体制での増産を行い、1-10月で46,641台、前年比114%のペースで推移しており、過去最高を更新する見通し。