オムロン（株）は米国イリノイ州シカゴに事業拠点を設立し、RFIDマーケットシェア拡大施策の一環であり、2005年から2006年にかけてグローバルに合計23億円の投資を行う。
UHF帯のICタグインレットの普及・拡大が、米国市場から欧州市場へ、さらに、生産基地である東アジアへと波及するものと予測しており、北米拠点開設の実績をベースにして、欧州市場はアムステルダム、そして、中国市場は上海へと事業拠点を配置していく。
ウォールマート・ストアーズは納入業社の上位100社に対し、製品へのICタグ貼り付けを義務付けている。2006年には、上位200社に拡大する予定で、ウォールマート・ストアーズ納入業社だけではなく、Best Buy社,Target社をはじめ、エレクトロニクス、製薬、包装品業界でのICタグの需要は急増している。
この需要に対し、オムロンはこの20年で養ったRFID製品開発力、様々なアプリケーションへの納入実績を強みに大きな成長事業として捉え、今回の拠点設立にいたった。現地に拠点を設立することにより、急速な北米RFID市場への対応を可能とするだけでなく、現地顧客へのRFIDソリューションを迅速に提供することができる。
既に、2005年3月末よりEPCグローバル仕様のUHF帯RFID製品を国内メーカーとして初めて、RFID機器ベンダーとして、大手小売業への納入業者やラベル加工業者等に納入してきた。
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オムロン（株）
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RFID事業開発部
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