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オムロン/UHF帯アンテナからICタグまでの距離を計測する技術を開発

2007年09月12日/IT・機器

オムロン(株)は、EPC準拠のICタグとアンテナの距離を遅延時間により計測する技術を開発した。

UHF帯のRFIDシステムは、5m以上の長距離通信が可能なことから、物流・流通分野などを中心に注目を集めている。物流・流通分野ではICタグはケースやパレットなどに貼り付けられ、荷物の情報を読み取ることにより、倉庫出入り口での入出庫情報収集や、仕分けコンベアでの配送先の荷物の識別などに使われている。

しかし、UHF帯RFIDシステムは長距離通信が可能な反面、エリア外の不要なICタグまで読むことがあり、正確な情報が読み取れないなどシステム上の問題が発生することがある。オムロンでは、これらの問題を解決するために、ICタグまでの距離を推定する新技術を開発した。

今回開発した技術は、リーダライタ(アンテナ部)とICタグの通信に使用する電波の遅延時間を計測しているため、現在主流となっているEPC準拠のICタグでも高精度の距離推定が可能となる。

オムロンは、既に開発済みのスキャンアンテナと組み合わせることにより指定したエリア内のICタグのみを検出する技術も開発中。

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