（株）トーエルは、平成18年4月期中間決算短信（連結）の利益配分に関する基本方針で、内部留保金は、今後の経営環境の変化に対応すべく、物流システムの更なる合理化の推進による価格競争力の強化、収益力の向上を図るため、LPガス供給設備と、営業権の取得、ハワイウォーター倉庫などへの設備投資に充当し、今後の事業拡大につなげていく方針としている。
中長期的な会社の経営戦略でも、物流基盤をシステム面からサポートするGPS・PDAを使った業務支援システムとコールセンター機能のフル活用による顧客満足度の向上を図るとしている。
会社の対処すべき課題では、LPガス事業において、独自・優位な物流システムの合理化を更に進めるのと同時に、TASK戦略の強化および営業権への積極的な投資により顧客件数を増大し、エリア内顧客密度を高め、もって業容の拡大と効率性の向上を図っていく。
ハワイウォーター事業には、物流システムを有効に活用することにより、季節間の業務量ギャップを縮小させることとなりグループの経営資本を効率的かつ有効に回転させる。
グループは業界初のGPSを駆使した物流総合システムを導入し、これにPDAをドッキングさせた業務支援システムを運用し、LPガス・ハワイウォーターの各事業の根幹となる物流システムの効率性をITの面から高めるものであり、顧客への対応を迅速にし、サービスの質において他社との差別化を可能としている。
