JX日鉱日石エネルギー、三井物産、丸紅、三井丸紅液化ガスは8月3日、液化石油ガス(LPガス)事業の統合について基本合意に達し、統合契約書を締結したと発表した。
事業統合により、LPガス事業のサプライチェーン全般にわたる合理化を行うことで、LPガス元売業者としての経営基盤の強化を図る。統合新会社は、全国的なネットワークを通じ燃料電池等の新エネルギー事業にも積極的に取り組む。
JXエネルギーを吸収分割会社、MLGを吸収分割承継会社とする吸収分割を行い、統合新会社を発足させる。JXエネルギーは、統合新会社がLPガス事業を行う上で必要となるJXエネルギーの資産を分割する。
JXエネルギーが行うLPガス事業のうち、旧ジャパンエナジーと子会社が営んでいたLPガス事業、プロピレン・半製品に関する事業等は、今回の分割対象とならない。
統合新会社の資本金は20億円で、統合時期は2010年度中となる見通し。
LPガス輸入量は約316万トン(2009年度実績合算)で、LPガス国内販売量は約363万トン(2009年度実績合算)。