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川崎造船/145,000m3型LNG運搬船「NIZWALNG」引渡し

2005年12月21日/未分類

(株)川崎造船は12月19日、オリックスエルエヌジーキャリアーエスエー向けLNG運搬船「NIZWALNG(ニズワエルエヌジー)」を引渡した。

本船は川崎造船が開発し、国内外の顧客から高い評価を受けている145,000m3型LNG運搬船の第5番船となる。

本船の工程、主要目、特長
工程
起工2004年10月18日
進水2005年1月7日
引渡し2005年12月19日

主要目
全長289.50メートル
長さ(垂線間)277.00メートル
幅(型)49.00メートル
深さ(型)27.00メートル
満載喫水(型)11.90メートル
総トン数118,608トン
載貨重量77,252トン
貨物タンク容積145,469m3(-163℃、98.5%において)
主機関:川崎UA-400型蒸気タービン機関×1基
連続最大出力26,900キロワット×80回転/分
航海速力約19.5ノット
定員49名
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ

特長
1.4個のモス型球形独立型LNGタンクを持ち、145,469m3の液化天然ガスを輸送する大型LNG運搬船。
2.LNGタンクには当社が独自に開発した川崎パネル方式による防熱システムを採用し、高い防熱効果によりガスの蒸発率を約0.15%/日としている。
3.貨物タンク区画は、二重船殻、二重底構造とし、LNGタンクはその内側に配置されているため、万一の船体損傷時でも直接タンクに損傷がおよばないよう安全に保護されている。
4.操舵室は、最先端の電子航海機器を装備し、従来分散配置していた航海機器を集中配置して操作性の向上を図るとともに、全周に窓を配置して360度の視界を確保し、太洋航行中にはワンマン操船が可能となっている。
5.荷役関係の監視・制御は、船橋下の居住区前面、貨物積込・揚荷区域の見通しがよい位置に設けた荷役制御室で行う。荷役制御室には川崎重工と共同開発した統合制御監視装置(IMCS)が配置され、荷役関係の監視・制御のほか、機関状態監視を行える。

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