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西松建設等/ICタグで大規模現場入退場管理システム実用化

2005年12月21日/未分類

西松建設(株)は、(株)ヨコハマシステムズと共同で、1日の入場者が3,000人を超える大規模な建築工事における就労者の入退場管理システムを開発し、適用した現場で管理業務の大幅な合理化を実現した。

システムは、既に戸田建設(株)と共同で開発済みの「ICタグ入退場管理システム」(ヘルメットにつけた無線ICタグと、その情報を感知するゲートを組み合わせて作業員の入退場管理を行うシステム)を改良して、大型建築現場にも適用可能にしたもの。

新たに開発した高速認識ICタグゲート「ウォーキング・スルー・ゲート」で1人/秒の通過時間を実現し、必要に応じて複数のゲートを設置して集中管理することで、入退場者のゲート通過時間を大幅に短縮することができるようになった。

ICタグは、新規入場者教育時に、その場で就労者に渡してヘルメットへの装着を義務付けるという形で発行し、即日、使用開始することが可能。

実際に、1日3,000人以上の就労者が入退場したイオンモール(株)発注の大型ショッピングセンターの建設現場(福岡県直方市)では、ゲートを4台設置することで、入場者が集中する時間帯にも待ち行列が発生することなく入退場が管理され、大幅な現場管理業務の合理化が図られた。

本システムでは、台車化されているため移動が容易なこと、現場から離れた事務所でも無線LANでゲートに接続し入退場状況をリアルタイムで確認できること、ICタグを装着していない作業員については、ゲート通過時に音と音声で警告する機能を装備していることなどが特長となっている。

今後は、大規模建設工事現場への適用を進める一方、汎用の入退場者管理システムとして、学校・工場・オフィスビル等への展開も図っていく。

問い合わせ
西松建設(株)
技術研究所
TEL046-275-0953
webmaster@nishimatsu.co.jp

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