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ハマキョウレックス/平成18年3月期第3四半期概況(連結)

2006年02月02日/未分類

(株)ハマキョウレックスの平成18年3月期第3四半期概況(連結)の経営成績は下記のとおり。

第3四半期は、営業収益592億79百万円(前年同期比77.9%増)、経常利益22億95百万円(同20.5%増)、四半期純利益10億25百万円(同24.1%増)となった。

この増加は、近物レックス(株)と高塚運送(株)を前期下期より子会社化したことに加え、当期より東海乳菓運輸(株)を連結対象としたことが主な要因。

グループでは、「近物レックスの経営改善」を重要な経営課題としており、全員参加・コミュニケーションをキーワードに、具体的な改善をグループ全体で強く押し進めている。

近物レックスの中期目標は、平成21年3月期において、「営業収益550億円、営業利益22億円の達成」と「株式の公開」を掲げており、社内体制の構築をはじめとする株式公開準備作業を具体的に開始している。

セグメント別の営業状況
物流センター事業
当第3四半期の営業収益は217億35百万円(前年同期比12.4%増)となり、営業利益は17億57百
万円(同6.1%増)。新規受託件数は5社となり、期初からの物流受託件数は11社。

新規稼働の状況は、当第3四半期において、福田センター(11月・静岡県磐田市・寝装寝具)を新たに立上げ稼働させ、当第3四半期末までの新規稼働件数は5社となった。

残り6社と前期受託の1社は、平成18年1月に2社、2月に1社、3月に1社を、次年度の平成18年7月に1社、10月に2社を稼働するべく、それぞれ準備を進めている。

貨物自動車運送事業
当第3四半期の営業収益は、近物レックスを子会社化したことにより375億44百万円(前年同期比169.5%増)、営業利益は5億62百万円(同68.7%増)。

営業利益は、近物レックスの商号変更に伴う費用1億80百万円と、長引く原油価格高騰による燃料費の増加3億33百万円の影響はあったが、前年同期比2億28百万円の増加した。

なお、近物レックスにて8月から新たに取り組んだ「日々管理」による収支改善と「全員参加」による収入の確保に係る進捗状況は以下のとおり。
①利用運送料の削減
日々管理によって単にアウトソーシングコストを減らすだけではなく、自社便の積載効率85%以上という目標を設定し、自社便生産性アップによる利用運送料の削減にも取り組んでいる。これらの取り組み相乗効果として、利用運送料の取組予算(目標)に対して1億81百万円のコスト削減(達成率108.1%)を実現することができた。

②残業時間の削減
残業時間を前年比10%削減するという目標を設定し、日々管理を行った。結果は、時間ベースでは前年同期比6.2%の削減(達成率62.2%)だが、金額ベースでは1億2百万円(前年同期比13.3%減)の削減状況となっており、更なる日々管理の強化を進める。

③収入の確保
12月までに、単月の収入を前年同月比100%まで回復させるという目標を設定し、全店所員による荷主への定期訪問(主要発店荷主は月3回、着店荷主は月1回)を実施した。顧客とのコミュニケーション強化による情報共有と輸送品質の向上を進めた結果、10月は前年同月比97.9%、11月は同98.1%と回復いしたが、12月は積雪による発着業務のトラブルにより、同97.6%に留まった。

また、原油価格高騰によるコストアップ分を荷主への料金交渉も合わせて実施しており、営業姿勢の転換を図っている。

この他、11月下旬より1ヶ月間、常務取締役3名を本社から東京・小牧・大阪の3大拠点に常駐・現場密着させ、現場の視点から個別具体的に問題点の把握と整理を行った。

現在、改善へ向けての店所別分析と計画立案をしており、順次実行に移す。更に、来期以降の売上拡大のため、大宮支店(平成18年5月)・津支店(平成18年9月)の2支店を新築移転、また、厚木
第2倉庫(平成18年4月)・長岡配送センター(平成18年11月)を新規開設のため準備を進めている。

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