住友電気工業(株)と住友電装(株)は、アジア地域における自動車用電線の供給体制を強化するため、ベトナム・ハイズン省に自動車用電線の製造会社を設立した。
両社は、海外ユーザへのサービス向上、及び事業の基盤強化を目的に、自動車用ワイヤハーネス事業におけるグローバルな生産・販売体制の整備を進めており、現在、全世界の関連会社は80社に達している。
特に、グローバルな生産体制の整備という面では、アジア地域での展開を重点的に進め、ベトナムには早くから着目し1996年にワイヤーハーネス製造会社を設立し、既に10年に亘る経験を積んでいる。
2004年に、ベトナムにおいて二番目となるワイヤハーネスの製造会社、スミデンソーベトナム社を設立したことにより、現地での自動車用電線の需要が増加すると共に、製品の多様化、多品種化が進む中、自動車用電線においてもJIT納入への対応が重要性を増してきている。
こうした状況の下、ベトナム国内に自動車用電線の製造会社を設立することにより、ワイヤハーネス事業のさらなる生産効率化、製品の安定供給を推進する。
新会社の概要
商号:Sumiden Vietnam Automotive Wire Co.,Ltd.
所在地:ベトナム・ハイズン省ダイアン工業団地
資本金7百万US$
出資比率:住友電工60%、住友電装グループ40%
人員60名(内、日本人駐在員2名[予定])
事業目的:自動車用電線の製造
設立時期2006年1月
稼働開始2007年5月(予定)
売上計画13億円/年(2007年)