UPS関連会社のUPSキャピタルは2005年、米の小規模企業支援行政機関である「U.S.スモール・ビジネス・アドミニストレーション(SBA)」を通じた小規模企業向けのローン実績を前年比3倍以上に拡大させた。
拡大させたのは「7(a)」と呼ばれる行政保証付きのローン。UPSキャピタルは、一部門である「UPSキャピタル・ビジネス・クレジット」を通して248件のローンを成約させた。総額は1億5340万ドルで、SBAが昨年に扱った支援提供企業の中でトップ25に入った。
UPSキャピタルは昨年中に、起業家への金融支援のための従業員を増員したほか、SBAが行うPreferredLenderProgram(PLP)と呼ばれる支援プログラムへの参加を増やすなど、支援強化のためのいくつかの改革を行っている。
UPSキャピタルは「小規模ビジネスは米国経済の成長のけん引役で、そうした当社の顧客でもある企業を支援する役割を重視している」としている。(翻訳)