DHLは、ドイツ発アジア向けの時間指定の迅速サービス「ミッドデイ・エクスプレス」を開始した。通関手続きのいらないエクスプレス貨物が対象で、発送から営業日計算で2日後の正午までに到着可能。
今回のサービスの目的地は日本、中国、香港、インド、シンガポールなどのアジアの大都市。中東、アフリカ、米国には既に導入済み。
欧州連合(EU)、欧州自由貿易連合(EFTA)、米国のそれぞれ域内への「ミッドデイ・エクスプレス」を使った貨物輸送には重量制限がない。これら3地域以外への輸送では、貨物1個あたり50キロまで、1件あたりで250キロまでのそれぞれ制限がある。遅い時間の荷受や輸送保険といった別のサービスと組み合わせて利用することもできる。
また、顧客は「トラック&トレース」サービスを利用することにより、インターネットや電話で貨物の輸送状況を知ることができる。(翻訳)