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プロロジス/約4,680億円規模のオープン・エンド型ファンド組成

2006年02月20日/物流施設

プロロジスは、「プロロジス・ノースアメリカン・インダストリアル・ファンド」(ProLogis North American Industrial Fund,LP)を組成した。

同ファンドは、米国内およびカナダ国内の主要な物流拠点に立地する、新しく開発された先進の物流施設を所有する予定で、このオープン・エンドで、期限制限の無いファンドの資産総額は約40億米ドル(約4,680億円)を予定しており、総額18億7,500万米ドル(約2,193.75億円)の出資金(エクイティ)の内80パーセントに相当する15億米ドル(約1,775億円)が第三者による出資、残りの20パーセント、3億7,500万米ドル(約438.75億円)がプロロジスからの出資となり、目標とするレバレッジ率は55パーセントから60パーセントとなる。

プロロジスは、過去に組成し自ら20%の持ち分を保有する3つのファンド、「プロロジス・ノースアメリカン・プロパティズ・ファンド2、3、4」の残り80パーセントの所有権をArcapitaBankB.S.C社の関連会社から2006年1月に購入したが、取得した物流施設を新たなファンドに供出する。

この最初に供出するポートフォリオは、米国内23の物流拠点地域に所在する合計77の物流施設、総賃貸面積1,133,417㎡によって構成されている。

これら物流施設の平均築年数は7年、現在96パーセントが賃貸されており、173社を超える様々な企業に利用されている。

プロロジスにとって、当ファンドの組成は、満期が近くなっている既存のファンドへ投資しているパートナーのニーズに応えることができると同時に、新たに投資する投資家は、条件の良い投資内容で、新しく先進の物流施設に投資できる。

また、プロロジスは当ファンドの資金を活用することで、これから2年から3年間の間、北米における物流施設開発と取得をより進めることができるようになる。

なお、この度組成されるファンドへは、初参加の機関投資家や日本でもプロロジスのファンドに出資しているGICリアルエステート社の関連会社も含め、北米、ヨーロッパ、日本、アジア、オーストラリア、中東などから多くの機関投資家が参加している。

同ファンドは、限られた例外を除き、原則として、米国とカナダにおける、今後プロロジスが開発し、基準を満たしている物流施設をすべて取得する予定で、さらにプロロジスはファンドマネージャーとして、プロパティおよびアセットマネージメントフィーを受け、また業績によりパフォーマンスフィー(実績報酬)を得る仕組み。

問い合わせ
プロロジス
Tel0120-226-0460
inquiry@prologis.co.jp

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