日本通運(株)と日本貨物鉄道(株)は、3月より日本各地と中国・天津地区間をJR貨物の12フィート鉄道コンテナを使用したシーアンドレールサービスを開始する。
すでにSSE(上海スーパーエクスプレス)を利用した華東地区、オリエントフェリーを利用した青島地区へは同様のサービスを開始しているが、今回は、神戸天津間の高速フェリーである燕京号(チャイナエクスプレスイン・神戸―天津間を50時間(週1便)でシャトル運航)を活用する。
天津は大手自動車メーカーをはじめ多くの日系企業が進出しており、また北京の玄関口としての役割も大きく、自動車関連部品や精密機器の他、アパレル製品等の輸送が見込まれる。
日本国内では鉄道輸送と高速フェリーの接続により高速、定時輸送を実現し、従来の航空便並みのスピードを実現したサービスとして受注を目指す。
神戸・金曜日出港~天津・日曜日入港し、日通の12フィートHDS(ホットデリバリーサービス)では通関要件を満たせば日曜日通関、月曜日配達にも対応できる。
■神戸~天津間のSEA&RAILサービスの概要
輸送区間
航路:神戸港~天津港
国内:神戸(タ)駅~日本国内
フォワダー:日本通運(株)
船社:チャイナエクスプレスライン(株)
JRコンテナ輸送スケジュール(週1便)
輸入天津港出港月曜日11:00輸出東京タ発水曜日22:20
神戸港入港水曜日14:00神戸タ着木曜日08:25
神戸タ発水曜日夜神戸港出港金曜日12:00
東京タ着木曜日朝天津港入港日曜日14:00
主な輸送品目
輸入:自動車関連部材、電機・電子部品、アパレル製品など
輸出:自動車関連部材、各種部品など