大宝運輸（株）の平成18年3月期決算短信の経営成績は、下記のとおり。
同社が基盤とする愛知県は、万博開催や中部国際空港の開港、好調の自動車産業に支えられ、好況を呈しているが、主要取扱品は、一般の食品や日用品を基盤とし、安定的ではあるものの出荷量の伸びは鈍く、販売単価も低く抑えられ、それに伴って物流に関わる支出もより低く抑える動きが顕著に継続して推移している。
その結果、顧客専用センターの業務委託の解消などの減収を新規顧客の開発と既往顧客深耕による増収が上回り、売上を伸長させると同時に予算に沿った管理運営を行ってきたものの経費のコスト増を吸収できず利益面では減益となり、営業収益は106億6百万円（前期比3.8％増）、経常利益は4億9百万円（25.2％減）、当期純利益は1億9千3百万円（27.5％減）になった。
次期の見通し
業績予想は、営業収益は110億円（前期比3.7％増）、経常利益は5億4千5百万円（33.3％増）、当期純利益は2億8千5百万円（47.7％増）を見込んでいる。
