（株）シーネットは、米国Genesta社と業務提携を結び、音声認識ソフトウェアSy Voxの日本語版を開発し、日本での独占販売を開始した。
Genesta社は、主に製造、流通、ロジスティクス分野におけるデータ収集ソリューションプロバイダとして、世界のリーダー的存在で、Sy Voxは、自動認識ソフトウェアとして各分野で広く使用されている。
米国の現場運用を意識し作られた音声認識ソフトウェアが、Genesta社のSy Voxで、現場向けシステムとのコミュニケーションツールとして米国を中心に実績を積み、安定したシステム稼動を実現した。
シーネットが日本代理店となっている米国Intermec社は、Genesta社と提携、IntermecPDA700シリーズとSyVoxを連動させ、世界各地の倉庫や工場に導入をしており、シーネットは、現場仕様の音声認識ソフトウェアSyVoxに着目し、SyVoxの日本語版を開発した。
日本ではまだ知られていない音声認識ソフトウェアだが、今後、日本における現場向け音声認識システムの展開を進める。
Sy Vox導入のメリットは画面を見るなどの無駄な動きが無くなり、作業効率が向上する点にあり,
現行のバーコード運用では、PDAなどの画面に表示された指示を目で確認、指示内容に従って移動、各製品のバーコードをスキャンし、システムへ回答を返すと言った動きをしている。
この作業には、ハンディーターミナルやＰＤＡ、スキャナと言った端末を携帯し、いくつかの作業アクションを実行するなど、端末を持つことで片手はふさがってしまう。
Sy Voxは、音声の指示に対し、音声でシステムへ回答を返すことができ、Sy Vox使用時はヘッドセットを利用し、ハンズフリーの状態で作業を行うことができるため、両手が使えることで、現場における作業効率を向上させる。
シーネットでは、自社製物流専門パッケージソフトウェアとのソリューション販売も行い、製造やロジスティクス分野を中心に、向こう3ヵ年で300本の販売を目指し、積極的な販売活動を展開する。
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