（株）ニチロは、国内生産拠点の収益基盤の強化・拡充を図るため、国内生産拠点再編の一環として、大江工場（山形県西村山郡）を増設し、バイオ工場（バイオ事業部製造課）を、森工場（北海道茅部郡）の敷地内に移転、新設する。
大江工場の増設は、冷凍麺類の生産能力を増強し、また同時に、久里浜工場より大江工場へ冷凍米飯類の生産を移管することにより、冷凍麺、冷凍米飯等主食冷凍食品の生産拠点を集約し、冷凍食品事業の収益基盤の強化拡充を図っていく。
なお、冷凍米飯の生産を大江工場に移管し、また久里浜工場敷地内のバイオ製造設備（バイオ事業部製造課）を森工場敷地内に移転するのに伴い、久里浜工場を閉鎖する。
増設後の新大江工場規模（見込）
従業員数：280名
施設：敷地面積36千㎡、
建物鉄骨コンクリート2階建て（延床面積）20千㎡
生産品目：冷凍麺類、冷凍米飯類
工場生産規模：約82億円、（23千㌧）
投資金額：約47億円
増設スケジュール：2006年7月建築工事開始、2007年1月久里浜工場より冷凍米飯ライン移設開始、2007年4月生産開始
バイオ工場（バイオ事業部製造課）の移転新設は、今後のバイオ事業の進捗、新たな商品サーモンペプチドの生産スペース確保に対応するため、現在久里浜工場敷地内にあるバイオ工場（バイオ事業部製造課）を、原料確保に優位性がある森工場（北海道茅部郡）の敷地内に移転、新設する。
バイオ新工場（森）規模（見込）
従業員数：15名
施設：敷地面積4千㎡、
建物鉄骨コンクリート一部2階建て（延床面積）3千㎡
生産品目：化成品
投資金額約10億円
スケジュール：2006年8月建築工事開始、12月久里浜バイオ工場よりライン移設、2007年１月生産開始
