マースク・コントラクターズは、ウッドサイド・エナジー社との間で、洋上原油生産とストレージ・オフローディング船(FPSO)の提供に関する7年間の契約を結んだ。
ウッドサイドが運営を予定する油田は「ヴィンセント」と称され、場所は西オーストラリアにあるエクスマウスから北西50キロに位置する。マースクはFPSOの建造を担うことになる。
FPSO建造は、30万8000重量トンのタンカー「エレン・マースク」の改造によって行なう。建造場所はシンガポールのケッペル造船所で、着工は2007年初頭を予定。ヴィンセントでの産油は2008年に開始する計画。
FPSOは、原油で一日あたり12万バーレル、天然ガスで同1億立方フィートの産出キャパシティーを持つ。ストレージ(保管)部分のキャパは、原油換算で190万バーレル相当となる。(翻訳)