米環境保護局(EPA)は、UPSや米軍などと共同開発した水力利用型ハイブリッド・ディーゼル・トラックについて発表した。
EPAとUPSは、この新型ハイブリッド車両の経済効率やガス排出量などについて、2006年中に行なう実地試験によって明確化する計画。車両についてはEPSが特許を所持しており、これまでの実験により、従来型のトラックに比べて60-70%、燃費性能が向上しているという。窒素化合物の排出量についても40%、削減できた。
EPAは、今回の新型車が特に都市部での荷物輸送、バス路線、廃棄物回収に導入された場合に有効だとしている。
また、大量生産が可能になれば、新型車導入に伴う追加コスト分も、燃費向上やブレーキメンテナンス費用の節約といった効率性改善により、3年以内程度で相殺できるという。(翻訳)