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DHLジャパン/燃料電池車、ハイブリット車両、自転車導入

2006年07月07日/未分類

DHLジャパン(株)は、日本における環境保護に配慮した新しいとりくみとして「グリーンロジスティクス」を始動し、第一弾として、燃料電池車、ハイブリッドトラックおよび自転車を活用した集配サービスを東京都内中心に順次進める。

今回新たに導入する集配車両は、ダイムラー・クライスラー社の燃料電池車「F-Cell」(エフ・セル)、三菱ふそうトラック・バス(株)のハイブリッドトラック「キャンターエコハイブリッド」。

「F-Cell」は、メルセデス・ベンツAクラスをベースとした、圧縮水素を燃料に使用する世界初の量産燃料電池車で、DHLは同車を実走行テストとして利用し、7月中旬より大手町を中心とした都内のビジネスエリアで書類の集配を開始し、走行データを収集し、燃料電池車の更なるシステム改良や次世代の燃料電池車開発に活用する。

「キャンターエコハイブリッド」は、小型トラックとして国内で初めて新長期排出ガス規制(平成17年規制)に適合させた優れた環境性能と、ハイブリッド商用車の中ではトップレベルの低燃費性能を併せ持った三菱ふそうの最新の小型ハイブリッドトラックで、小・中型貨物の輸送に使用するのが目的で、7月20日から大田区を中心に集配を開始する。

また新たな輸送ツールとして、6月中旬より都内と横浜の中心部で折りたたみ自転車50台も導入し、サービスセンターから貨物と自転車を積んだバンを集配エリア内の駐車場に停め、書類や小型貨物を駐車場から自転車で配達することで、排出ガスの低減を図る。

すでに自転車を活用しているエリアの集配スタッフからは、環境への配慮に加え、これまで車では入りづらかった細い路地でも使える等のメリットが挙げられている。

「グリーンロジスティクス」の始動にあたり、DHLジャパン代表取締役社長のギュンターツォーンは「DHLジャパンは、これまでも地域や社会に対する様々な貢献活動を展開してきたが、このたびはダイムラー・クライスラー日本と三菱ふそうトラック・バスのご協力を得て、環境保護に配慮した新たな取り組みを本格始動することができた。今後も国際エクスプレス業界のマーケットリーダーとして、より一層業務の効率化を図るとともに、新たな車両等の輸送ツールの導入や各所との連携によって、日本の環境保全に対する取り組みに貢献できるよう、対応をさらに進めていく」と述べている。


導入する車輌

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