DHLジャパンは3月3日、環境面での取り組み状況を発表した。2006年7月から環境保護の一環で集配業務車両として使用しているダイムラーAGの燃料電池車「F-Cell」を2月27日から29日まで東京ビッグサイトで開催された「FCEXPO2008第4回国際水素・燃料電池展」で展示した。
DHLは2006年7月から、日本で「グリーンロジスティクス」と名づけた環境保護に配慮したプロジェクトを進めており、第一弾としてDHLジャパンが集配車両に導入したのが、メルセデス・ベンツAクラスをベースとした、圧縮水素を燃料に使用する世界初の量産燃料電池車である「F-Cell」。DHLは同車を実走行テストとして利用し、大手町を中心とした都内のビジネスエリアで書類の集配を行っている。
DHLの集配業務による走行データは、MBJにより収集され、車両の開発製造元であるダイムラーAGで燃料電池車の開発に活用されている。この取り組みは、実際の業務使用を通じて「燃料電池自動車、水素エネルギー利用に関する様々な効果を検証、評価し普及を促進する」という水素・燃料電池実証プロジェクト1の趣旨に則ってMBJが実施しているもの。
また、サプライチェーンサービス提供部門であるDHLサプライチェーンは、荷主企業と物流事業者との連携によるCO2排出量削減プロジェクトである「グリーン物流パートナーシップ推進事業」で、部品調達から製品配送までの一貫した集中配車コントロールによるCO2削減を行い、2007年12月に経済産業大臣表彰を受けた。
海外では、先月、航空・海上貨物輸送サービス部門であるDHLグローバルフォワーディングが風力を利用した曳航システムを搭載した貨物船による民間輸送を世界で初めて行うなど、DHLグループとして陸・海・空の輸送シーンで代替燃料の利用や輸送方法の効率化を図っている。
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DHLジャパン/環境保護の取り組み状況を発表
2008年03月04日/CSR
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