（株）帝国データバンクの調べによると札幌団地倉庫開発（株）（資本金3億7500万円、北海道石狩市新港西2-782-1、代表清算人野村茂樹氏）は、5月31日開催の株主総会で解散を決議し、7月7日に札幌地裁へ特別清算を申請した。
申請代理人は櫻庭広樹弁護士（東京都中央区京橋1-2-5、電話03-3274-3805）ほか2名。
同社は、1989年（平成元年）12月に設立。札幌団地倉庫事業協同組合に加入する道内の有力倉庫業者が石狩湾新港地域に流通センターを建設するにあたり、その運営を目的としてスタート。
同組合に加入している倉庫業者のほか、金融機関や北海道、札幌市などが出資する第3セクターで、物流倉庫13棟を有し、倉庫業を主体に手がけ、2001年3月期には年収入高約5億9200万円を計上していた。
しかし、倉庫施設の建築に伴う借入金負担が重く、債務超過に陥っていた。加えて、景気低迷の長期化による荷動きの鈍化に加え、一部テナントの契約解除による利用率の伸び悩みなどもあり、先行きの見通しが立たず、今回の措置となった。
負債は約45億円。
