日本ユピカ（株）は、共同出資により、中国における不飽和ポリエステル樹脂等の製造･販売を目的とした合弁会社を設立する。
中国では高い経済成長率のもと、不飽和ポリエステル市場もここ数年15～20％の割合で年々拡大しており、2004年には規模は80万トンに達し、今後2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博の頃には100万トン規模の市場が期待できる。
しかし、現段階では低価格、低グレードの製品が大半を占めており、今後は優れた技術に支えられた、高い品質の不飽和ポリエステル樹脂が必要とされ、合弁会社では、これらの需要に対応し、高品質の製品の製造・販売を行う。
工場予定地は、上海の北西約95kmに位置する江蘇省常熟経済開発区にある江蘇省常熟沿江工業区に建設を予定し、長江沿江区に隣接し、港湾等インフラが整備され、立地面での優位性を有している。
合弁会社の概要（予定）
社名：優必佳（常熟）有限公司〔Ｕ－ＰＩＣＡ（Ｃhangshu）CO.,LTD.〕
所在地：中国江蘇省常熟市常熟経済開発区沿江工業区長春路
資本金ＵＳ$7,600,000
出資比率：日本ユピカ（株）51％
代表者：董事長小池賢一（日本ユピカ常務取締役）
事業内容：不飽和ポリエステル樹脂等の製造・販売
売上規模約23億円（5年後計画）
面積：敷地面積約19,200㎡
設立2006年10月
生産開始2007年12月稼動
従業員数33名
