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昭和電工/中国に第2の磁石合金生産工場建設開始

2006年08月28日/国際

昭和電工(株)は、中国江西省に東海貿易(株)と中国のレアアース原料メーカー2社と共同で、合弁会社(以下:新会社)を新たに設立した。

今後急速な伸びが見込まれる自動車等向け高性能磁石の原料となる希少元素のディスプロシウムやテルビウムの安定調達が可能となり、新会社の設立により当社の中国での磁石合金事業は2拠点で合計3,000トンの生産体制となる。

自動車向けに使用されるネオジム系磁石には、高温での磁力特性確保の必要性からディスプロシウムやテルビウムを添加する必要がある。

これらは世界でも江西省・広東省・福建省などの中国南部のみに偏在する希土鉱石であるイオン吸着鉱を原料とするため、その安定確保が最大の課題となっていた。

新会社のパートナーとなる2社は、イオン吸着鉱の鉱山、ならびに分離精製と金属精錬工場を保有する中国国内トップクラスのレアアース原料メーカー。

新会社工場は、建設工事に着手し、2007年7月に建設完了、試運転開始する。年間2,000トンの高性能ネオジム系磁石合金の生産を開始する予定です、売上高年間40~50億円を見込んでいる。

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