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本田技研工業/省エネ運転、デジタコ導入でCO2、1,905トン削減

2006年09月04日/未分類

本田技研工業(株)は、「CSRレポート2006」を発行した。主な物流分野での環境対策は下記の通り。

グリーンロジスティクスの推進として、輸送領域で、省エネルギー運転やモーダルシフト拡大によりCO2排出量の削減を図り、包装資材使用量を削減するために包装資材の軽量化やリターナブル包装資材を積極的に導入している。

2005年度の主な実績として、主要4社との環境マネジメント共同展開と、輸送効率の向上によるCO2排出量:115,332CO2トン(四輪完成車輸送)を実現した。

四輪車完成車輸送では、輸送会社における省エネルギー運転活動や、デジタコ導入による平均燃費率の向上などに取り組み、燃費を2%向上させた。

輸送車輌のCO2排出量を、2005年度は1,905CO2トン削減し、鈴鹿から新潟への輸送の一部に定期フェリー船を活用することにより、2005年度は402CO2トン削減した。今後は、船輸送(モーダルシフト)の拡大を図り、さらなる排出量削減に取り組んでいく。

二輪完成車輸送に関しては、輸送会社における省エネルギー活動として、鉄道輸送へのモーダルシフトを拡大し、大小2種類のJR貨物コンテナを活用し長距離(熊本→浜松/関東/札幌及び浜松→札幌)輸送に加え、今年度は浜松→熊本間の輸送へ拡大しました。このモーダルシフト適用によって当該区間のCO2排出量を79%削減し、国内輸送全体で13%削減した。

省エネルギー運転活動とデジタコの導入による削減効果は、1,905(CO2トン)で、鈴鹿→新潟間モーダルシフト導入では402(CO2トン)。

補修用部品輸送に関しては、前年度比1%の削減を目標に取り組んだ結果、実績値で1,736CO2トン(前年度比5%削減)の削減効果が得られた。

効果の内容として、四輪拠点の統合、倉庫間横持ち輸送の効率化、及びモーダルシフト化等を実施した結果。また、関連輸送会社において、1都3県(8都県市)ディーゼル車規制条例に対応するため、黒煙除去装置(DPF)の装着及び低排出ガス車輌の導入を継続実施しました。2005年は、PM排出量を約22.1トン削減した。

2005年度の包装資材は1,066トンの削減効果が得られました。主に段ボール個装箱より簡易包装化(ポリ袋包装)、及びバンパー包装仕様を大幅に変更し、段ボール資材の軽量化に取り組んだ結果、総使用量は16,249トンだった。今後も庫内リターナブル容器の導入を展開し、さらなる包装資材の減量化を図っていく。

内装容器と外装ケースのリターナブル化に取り組み、内装容器に関しては、昨年開発した専用内装容器を使用し、米国アラバマ州・カナダ・イギリスの事業所輸出向けに導入することで、資材用ダンボール636.7トンを削減した。

今後はさらに米国オハイオ州の事業所輸出向けにも範囲を広げ、北米全域への導入を目指す。

外装ケースは、台湾とマレーシアに導入することで、資材用鉄210.8トンを削減。今後は、使い捨て鉄資材量の67%を占める中国に導入することで、さらなる削減を目指す。

中国からのスクーター輸入では、引き続きリターナブル・パレットを使用し、物流廃棄物ゼロの運用を継続しています。輸出向け包装資材については、ダンボールレス化や、リターナブルスチールケース化で使用資材削減を継続していく。

中大型船外機の国内輸送包装はリターナブル・スチールケースを使用して、スチール材とダンボール材の削減を継続していく。

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