日本貨物鉄道（株）は、東アジアとの国際物流の増加に対応していくとともに、環境負荷の少ない大
量輸送機関である鉄道貨物輸送へのモーダルシフトを促進するため、JR鹿児島線の北九州貨物ターミナル駅～福岡貨物ターミナル駅間で、待避線延伸等の工事を行い、貨物列車長編成化（26両編成で1300トンけん引）のための整備を行う。
平成19年度の国土交通省鉄道局関係の予算概算要求において、幹線鉄道等活性化事業費補助の新規事業として、「北九州・福岡間鉄道貨物輸送力増強事業」が盛り込まれたもの。
整備内容
整備区間：鹿児島線北九州貨物ターミナル駅～福岡貨物ターミナル駅間（67．6KM）
整備内容：待避線延伸等の工事
事業効果：鉄道コンテナ輸送力の増強約17万トン／年
モーダルシフトによる環境負荷の改善：
①CO2の排出削減量約3.2万トン／年
②NOXの排出削減量約27トン／年
事業費1億1,700万円（うち国からの補助金額：3,500万円）
完成予定：平成22年度
事業主体：北九州貨物鉄道施設保有（株）（第3セクター）
