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DHL/アジア太平洋地区に最新型の貨物輸送状況モニタリングシステム導入

2006年09月26日/未分類

DHLは、アジア太平洋地区の10カ国において、新世代のグローバル輸送状況管理システム「クオリティ・シップメント・モニタリング・システム(QSMS)」の運用を開始した。

このシステムの導入によって、貨物の輸送状況の把握について、お客様へこれまで以上の安心を提供できるようになる。

1年間に渡る徹底的な実用試験を経て、QSMSは、オーストラリア、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾の10カ国において実用化された。

今後2006年末までには、バングラデシュ、中国、マレーシア、パキスタン、スリランカ、タイの6カ国、そして2007年末までには、アジア太平洋地区の全41の国・地域において実用化の予定。

QSMSは、DHLの集配スタッフが貨物をお預かりした瞬間からDHLのサービスセンターまで、そして、フライトから荷受人のもとまで、貨物の動きを17地点で追跡し、ネットワーク全体でリアルタイムの確認ができるもの。

これまでのDHLの貨物追跡システムと異なる点は、予定時間内に遂行されない業務を確認した場合、QSMSが各国の「クオリティコントロールセンター(略称:QCC)」に常駐しているアナリストへ、直ちに警報を発信する点。

例えば、悪天候によるフライト遅延が生じるような場合、これまでのシステムでは、遅延便の離陸後に受動的に情報を把握していたが、QSMSが導入されることで、最新のフライト状況が、フライト遅延の発生から5分以内にQCCアナリストへ通報されるとともに、その情報は直ちにネットワーク上で公開される。

このように、リアルタイムで貨物の輸送状況を監視できるようになったことにより、DHLはその状況を直ちにお客様に知らせて、配達遅延の可能性があれば即座に対策を講じることが可能となるため、お客様の貴重なお金と時間を無駄にすることがなくなる。

QSMSの早期警告機能によって、問題を未然に確認し、事態が深刻となる前に対策を講じることが可能となるため、これまで以上に確実な危機管理が実現する。

アジア太平洋地区に戦略的に配置されたクオリティコントロールセンターに導入されたQSMSは、シンガポールにあるDHLアジア太平洋地区クオリティコントロールセンター(APQCC)に接続されている。

DHLのQCCは地域全体で、そして各国国内でも、輸送の品質を管理するコントロールセンターのネットワークを形成しており、航空、陸上輸送において、世界中を駆け巡っているお客様の輸送貨物を24時間体制で追跡する。

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