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三菱重工業、新日本製鐵/コンテナ船に関する共同技術開発

2006年09月28日/未分類

三菱重工業(株)と新日本製鐵(株)は共同で、大型コンテナ船に世界で初めて降伏応力47キロ級高強度鋼板(ハイテン)を、構造上最も重要な縦強度部材に採用する。

コンテナ船は輸送効率の点から大型化が著しく、使用される鋼材の厚手化が進んでいるが、厚手化すると靭性(ねばり)が低下する傾向がある。高強度・薄手化に加え高靭性化を達成した今回の開発鋼を採用することで、軽量化・燃料(エネルギー)効率の向上に寄与するだけでなく、従来以上に船体の信頼性向上を図ることができる。

本船は三菱重工長崎造船所で建造し、鋼板は新日鉄大分製鐵所で製造し、本船の建造は最先端の技術の結実であり、両社は今後とも船体の高性能化と船舶の安全性をより高い次元で確保する。

47キロ級ハイテンは、一般商船の船体構造用として、世界で最も高い強度を持つ鋼材で、高靭性化により船舶の安全性を高めることに加え、鋼材量を節約し、船体が軽量化されることで、積載重量の増加を可能にする。

現在、一般商船の船体構造に用いられている最も強度の高い鋼材は、15年前に導入された40キロ級の高強度鋼板であるが、船体の大型化に伴い、鋼材の厚手化が進んでいる。一般的に厚手化・高強度化と靭性向上は相反するが、今回は独自の製造技術で、従来にない高強度と高靭性を達成した。

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