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JA大分ひた等/温度・湿度・衝撃のデータ取得による生鮮品(梨)品質管理

2006年10月18日/IT・機器

JA大分ひた、JA全農おおいた、大分県産業科学技術センター、NECは、大分県、日本園芸農業協同組合連合会の協力のもと、大分県特産の「日田梨」を中国・台湾へ輸送する過程において、温度・湿度・衝撃値をセンサタグにより自動的に記録することで品質保証に役立てる、国内初の実証実験を開始する。

この実証実験は、「平成18年度ブランドおおいた海外取引促進事業」の一環として行われるもので、大分から中国・台湾へ輸出される日田梨の箱に、温度・湿度・衝撃の変化を自動的に記録するセンサタグ(データロガー)を取り付け、輸送後にそれらの計測データをパソコンにより取り出し管理することで品質検査を実施する。

これにより、きめ細かな品質管理に基づく「食の安全」と、特産品である日田梨の「ブランド強化」を同時に実現することを目指しております。なお、この実証実験はことし10月から11月までの2ヶ月間を予定しており、その後は実験結果を踏まえて本格的な導入も検討している。

大分県では、(1)東アジアへ近く(2)海上輸送に有利である、という地理的特性を活かし、平成16年に「ブランドおおいた輸出促進協議会」を設置して県内で生産された農林水産物の海外輸出を積極的に推進してきた。

これまでも同協議会を中心に、海外市場の情報収集活動や海外の食品見本市への出展、販路拡大などの事業促進に努めており、今回の実証実験もこうした取り組みの一環として支援する。

NECはこれまでにも、東北大学(稲村教授室)と共同で、片山りんご有限会社(青森県弘前市)の高級りんご海外輸出において、温度センサRFIDを活用した品質管理システムを構築した実績を有しており、こうした実績が評価され、このたびJA大分ひた、JA全農おおいたならびに大分県産業科学技術センターと共同で本実証実験に参画することとなった。

問い合わせ
大分ひた農業協同組合営農部
TEL0973-23-2220

NEC
第二金融ソリューション事業部
TEL03-5746-3907

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