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保利佐川物流/深センに「自社物流センター」開設

2006年10月25日/物流施設

佐川急便(株)グループの保利佐川物流有限公司は、中国・深セン市南山区蛇口に自社物流センターを開設し、物流加工~配送まで一貫物流体制を確立する。

同センターは、来年夏の竣工予定で、同社としては初の自社物件。同社では、総合物流サービスが提供できる複合機能をもった一大拠点と位置づけ、中国側で検品・検針などの物流加工をした後、日本をはじめ欧米や中国国内の配送まで一貫した総合物流サービスを提供する。

同社はこれまで、深セン市内の3箇所に物流センターを開設し事業を展開していたが、新物流センターでは輸出監管、保税倉庫、一般倉庫、物流加工と複合機能を有することから、同一センター内で物流加工~輸出混載業務が可能になる。

同センターの開設を機に、雑貨・電子部品・アパレルなどの新規顧客をターゲットに営業を強化し、これまで以上に付加価値をつけた総合物流サービスの提供を図っていく。

物流センター概要
所在地:深セン市南山区(経済特区)蛇口
総敷地面積:約45,000㎡
延床面積:約16,000㎡
構造:事務棟4階、倉庫棟1階
機能:輸出監管、保税倉庫、一般倉庫、物流加工が可能な複合機能
着車台数:40フィートコンテナ車が同時に55台

保利佐川物流有限公司は、佐川急便と中国保利集団公司(本社:北京市、総経理:賀平)傘下の保利科技有限公司(本社:北京市、総経理:張連生)との合弁事業として、2003年7月設立、同年9月から営業を開始している。

同社は、中国全土において総合物流事業が展開できるライセンスを保有しているため、国際輸送から通関手続き、一般貨物国内輸送、倉庫、物流加工、国際クーリエといった総合物流サービスを提供している。

拠点は、2004年6月天津・上海に2法人、2005年1月~3月には北京・天津・大連・青島・広州に5分公司(支店)を開設し、計8箇所の沿岸部主要都市に設けている。

さらに、2004年2月には「輸出入貿易権」を所得し、商流・決済業務のサービスも提供できる体制を整えている。

出資比率:佐川急便50%、保利科技有限公司50%
資本金:1,330万USD
従業員数:224名
車両台数:8台

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