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日本郵船/ロシアで倉庫事業を本格化

2008年03月31日/物流施設

日本郵船は3月27日、ロシアで倉庫事業に参入すると発表した。モスクワ近郊で3月1日に総面積1万3380平方メートルの新倉庫(リース物件)が完成、6月からオペレーションを開始する。
同社はロシアで輸入フォワーディング、自動車生産物流を中心に事業展開を進めてきたが、「昨今、ロシア特有の通関事情が大きく変化しつつあり、これに伴い現地進出に消極的であったメーカー各社が、モスクワ近郊での自社オペレーション設立の検討を本格化させている」として、倉庫事業への進出を決めたもの。
2003年に英国の物流会社、モバイル・シッピング・サービス(MSSL)社を買収してロシアでの物流事業を開始、翌年MSSL社モスクワ支店を現地法人化し、モスクワ、サンクトペテルブルグの二拠点での輸入通関フォワーディングを中心として、業容を拡大してきた。
その後、ロシア国内の経済成長に合わせて外資系企業の進出が相次ぐ中、2007年にはサンクトペテルブルグ港で日系自動車メーカー向け生産部品の輸入フォワーディング案件を受注。これまで西欧、特に英国で培ってきた自動車生産物流のノウハウを移植することで、欧米系競合フォワーダーを押さえ、マーケットプレゼンスを高めることに成功している、としている。
■倉庫の概要
名称:「NYK Logistics(CIS) Pokrov warehouse」
住所Pokrov, Moscow Region, Russian Federation
施設面積:1万4700平方メートル
倉庫面積:1万3380平方メートル
機能:一般倉庫、保税倉庫、トレーラーヤード
セキュリティー:18ドック 器械警備(CCTV32台設置)、常駐警備(3ポスト)の併用
倉庫システム:WMi(Manhattan社)
ドック数:18ドック(全ドック、ドックレベラー完備)

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