（株）ダイヘンは、世界的な需要増に対応したロボットの開発・生産拠点を新設する。
現在の摂津事業所では建蔽率の関係から工場の増築は困難であり、今後の世界的な事業拡張に伴い、ロボット製品の供給能力を拡大していくためにも現工場面積（約9,000㎡）から40％以上拡張した工場面積（約13,000㎡）を確保し、生産能力を現状の5,000台／年から8,000台／年に60％増強した新工場を建設する。
これまで十三事業所（大阪市淀川区）で行っていたアーク溶接・抵抗溶接等の各種システムの生産も新事業所に一本化することで、事業効率を向上させるとともに、より大型のシステムにも対応できる設備を整える。
なお、現在の摂津事業所は、摂津市が主体となって取り組む｢南千里丘まちづくり構想｣の実現に向け、すでに売却済みで、新事業所に移転完了後、引渡しを行う。
新設事業所の概要
所在地：兵庫県神戸市東灘区向洋町西4丁目六甲アイランド内
（関西電力（株）殿保有地）
建設期間：2006年12月着工～2007年9月完成予定
操業開始：2008年1月予定
敷地面積：約29,650㎡
建屋面積：約46,000㎡
生産品目：アーク溶接用を中心とした各種産業用ロボット、各種溶接システムなど
生産能力8,000台／年（現工場生産能力：5，000台／年）
従業員数約500名
投資総額約60億円（予定）
