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フェデックス/アジア最大施設を江東区新砂に開設

2006年12月08日/物流施設

フェデラルエクスプレスは11月4日、同社のアジア太平洋地域で最大となる施設(新砂営業所)を「プロロジスパーク東京II」(東京都江東区新砂3)内に開設した。

約24億円を投じた新施設の総床面積は19,000㎡以上(約5,700坪)。400名以上の従業員が勤務予定で、1時間に約6,000個の貨物処理能力を持つ同施設の活用により、フェデックスは首都圏における主要機能の移転と統合を図る。

「昨今、日本の製造業および輸出産業は、企業がグローバルな競争を生き抜くための迅速かつ信頼できるビジネスソリューションの提供を求められており、この新施設はそのような産業にとって極めて重要な役割を担います。また国際エクスプレス輸送に対する需要は首都圏のみならず、ますます高まっていることから、私たちのネットワークのなかで日本市場は最も重要な市場のひとつと考えています」フェデックスのアジア太平洋地域社長ディビッドL.カニングハムJr.は話している。

さらに、フェデックスの北太平洋地区担当副社長である氏家正道は「日本市場への投資により新しい施設を開設できたことを非常に嬉しく思います。今回の投資は日本および日本市場の顧客に対して明確なコミットメントを示すものです。当施設は、設備や人員といったリソースを有効的に活用することで集荷や配送、また通関などフェデックスが提供するサービスにおける効率性を大幅に高めるものです」と話している。

これまでフェデックスは東日本地域向け輸入貨物すべての通関作業を成田空港にある自社上屋施設内で行っていたが、今回開設された施設に輸入と輸出通関部機能を持たせることで、空港での仕分けや通関を経ずに新砂の施設へ輸入貨物を運ぶことが可能となり、フェデックスは顧客により迅速なサービスを実現する。

新施設の開設に伴い移転の対象となる機能は、都内2営業所(有明、港南)と世田谷営業所の一部、成田空港の輸入・輸出通関部の一部、また同空港の輸入上屋機能の一部で、港南営業所は新施設での業務を開始し、その他の部署の移転は2007年7月に向けて段階的に行う。

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