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エンタシス/携帯カメラでトレーサビリティ構築

2006年12月14日/IT・機器

(株)エンタシスは、自社が持つ「個人認証特定システム」をベースに、物流分野での事業化提案を本格化させる。既に使用済み食用油のトレーサビリティ管理をびわこバイオラボ(株)などとともに手掛けており、ICタグによる履歴管理を補完する形などで導入案件の拡大を図る。

同社が提案するトレーサビリティでは、改ざん不可能なタイムスタンプ、重複しないID(ユニークID)と、携帯電話のカメラを活用したQRコードの読み取り機能、メールアドレスなどを使用して送受信することで、作業日時、作業者を特定できる。こうしたベースとなる技術を応用することで、回収、配送、生産、処理、加工、流通、販売の各段階でトレーサビリティ管理が可能になるという。

同社の粂井高雄社長によると「QRコードなどを認識できる携帯電話が急速に普及しており、ICタグなどを利用した同様のシステムに比べ、導入に要する時間、設備コスト、導入・運営コストが大幅に少なくてすむ」ことから、ICタグを補完するシステムとして構築することも可能だという。

びわこバイオラボなどとの取り組みでは、使用済み食用油(廃油)を排出する飲食店側、リサイクルするびわこバイオラボ側に、QRコードを印刷したトレーサビリティカードをあらかじめ用意。飲食店が排出する年月日をカードに記入し、携帯電話でQRコードを読み込んだ上でカードとともに、輸送業者に廃油を出荷。

びわこバイオラボ側では、カードとともに廃油を受け取り、携帯電話でQRコードを読み取り、カードに年月日を記入、カードを保管し、廃油をプラントに投入する。

問い合わせ
(株)エンタシス
TEL03-5155-9221
FAX03-5155-9331
info@entersys.co.jp

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