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ニチレイ/新中期計画を策定、設備投資540億円、大型投資も再開

2007年05月18日/物流施設

(株)ニチレイは5月17日、2007年度を初年度とする新中期経営計画を発表した。3年間の設備投資額は540億円で、このうち489億円を加工食品と低温物流事業に投じる。

低温物流事業での投資額は310億円で、主にスクラップ&ビルドで国内冷蔵倉庫の新増設(6拠点、6万トン)を行うほか、物流ネットワーク事業の新規拠点も計画。残る資金をM&Aなど、機動的に投融資に活用する方針。

低温物流事業は、物流ネットワーク事業で年率10%の成長を軸に、全体で売上高を19%拡大(2007年3月期対比)する。物流ネットワーク以外では、中国、欧州での拡大、運送の採算改善などに取り組む。

物流ネットワーク事業を拡大する方策としては、物流共同化、センター業務受託を中心に、チルド・冷凍温度帯の「川上から川下までの全領域」でソリューション」を提供し、3年間で10%にあたる237億円の売上拡大を図る。

また、低温物流の地域保管事業では1998年3月期以降、「財務体質改善を優先して大型設備投資を控えてきた」ことから、「安全、品質維持、立地面で限界を迎えた冷蔵倉庫」のスクラップ&ビルドを進め、一部地域での大型設備投資を再開する。

新中期計画の3年間で国内冷蔵倉庫新増設は、関東地区3.5万トン、関西地区2万トン、その他の地区で0.5万トンを計画している。

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