川崎汽船(株)は、原油タンカー「最上川(もがみがわ)」が1月8日午後10時45分頃(日本時間1月9日午前04時15分頃)、ホルムズ海峡を通航中、潜水艦と接触したと発表した。
1月7日(現地時間)にサウジアラビアのジュアイマ港にて原油を積載し、シンガポールに向けて航行中だった。
最上川はバラストタンク後部船底付近が損傷したものの、既に自力にて航行を開始しており、船底検査のため最寄りの港に寄港する。
発表によると、原油の流出はなく、乗組員にケガ人は発生していない。相手船は米海軍の原子力潜水艦「ニューポート・ニューズ」で、詳細は不明だが「放射能漏れがないことは確認した」(川崎汽船)としている。
川崎汽船は同日、吉田専務執行役員を本部長とする事故対策本部を設置致した。