LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

川崎汽船/20年3月期中間・通期予想、ドライバルク、コンテナ船好調で上方修正

2007年07月27日/決算

川崎汽船(株)は7月26日、ドライバルク市況が高水準で推移し、コンテナ船も好調な荷動きを背景に、下落していたアジア-欧州航路の運賃水準が修復できたとして、平成20年3月期の中間期、通期業績予想を連結・個別ともに上方修正した。

第2四半期も、コンテナ船が夏場のピークシーズンを迎え、荷動きが好調に推移しており、ドライバルク市況もBRICs諸国を中心とした輸送需要を背景に高水準の継続が予想されるため、「全部門にわたり当初見込みから改善傾向にある」としている。

川崎汽船では、こうした状況を受け、20年3月期中間期で、コンテナ船の収益計上基準を積切出港基準から複合輸送進行基準に変更することを決めた。

これにより、中間期の売上高、営業利益、経常利益はそれぞれ140億円、中間純利益も85億円減少する見通しだが、「この影響額を織り込んでも前回発表額を上回る」として、上方修正するもの。

下期の見通しについては、好調さを維持しつつも燃料価格高騰、金利上昇などのマイナス材料も予想される、としている。

修正により、中間期の業績見通しは売上高6300億円(前回発表に比べ5.0%増)、営業利益550億円(17.0%増)、経常利益590億円(22.9%増)、中間純利益430億円(34.4%増)に。

通期も売上高1兆2300億円(2.5%増)、営業利益990億円(5.3%増)、経常利益1030億円(8.4%増)、当期純利益710億円(12.7%増)となる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース