シャープは1月25日、専用のコントローラから無線通信により送信された価格や文字情報などを、値札（棚札）となる電子棚札に表示させて一元管理する「電子棚札システム」を開発、発売する。商品陳列の棚札を電子化することにより、POSシステムと連動した価格や関連情報を表示させることができる。
従来の紙による棚札では、スーパーなどで特価期間中の価格変更などを行う場合に、多大な労力と価格表示を間違えない慎重な作業が必要で、特に時間限定のタイムセールでは、短時間での対応が求められる。
電子棚札システムの棚札は「メモリー性液晶」を搭載。通電しなくても表示内容が保持されているため、消費電力が極めて低く、電子棚札に適している。価格や関連情報を専用コントローラからの無線通信によって表示させることで、価格変更時の省力化が図れ、正確な価格表示も可能。
さらに搭載するメモリー性液晶は、フルドットタイプで文字情報も表示が可能なため、棚札を取り換えることなく、商品入れ替え時の商品名変更が容易で、食料品など日々変わる産地名や生産者名も簡単に書き換えられる。
