川崎近海汽船(株)と商船三井フェリー(株)は1月18日、東京-苫小牧間の定期航路を3月末で休止し、共同運航を解消すると発表した。
休止するのは東京-苫小牧間の内航貨物定期航路事業で、両社1隻ずつを配船するデイリー運航を休止し、運賃プール方式を採用した共同運航を解消する。
両社は「原油価格高騰の影響により現行のまま本航路を継続することはきわめて困難な状況」「合理化努力が限界」と休止理由を説明している。
北海道-首都圏間の定期航路は1975年以来、苫小牧-東京間に「貨物フェリー」として営業を開始、1999年からは、現在の高速船での運航を行い、今日まで30年余りにわたり、北海道と本州を結ぶ幹線航路として役割を担ってきた。