三井倉庫（株）は現行の中期計画「中計2005」の達成がほぼ確実となった。2月13日に発表した平成19年3月期第3四半期連結決算で言及したもので、東京・大阪・名古屋の三大都市圏で既存倉庫の再開発プロジェクトが完了し、「何れも順調な立ち上がりを見せて収益に貢献し始めた」としている。
また、日系企業の中国を中心とする業務の拡大に対応し、北東アジア地域での倉庫施設やサービスの拡充に取組むなど、グローバルネットワークの機能を強化して収益を拡大させたため、国内外ともに順調な業況で推移した。
平成19年3月期第3四半期の連結業績は、売上高770億300万円（前年同期比4.5％増）、営業利益50億300万円（20.2％増）。遊休不動産の売却に伴う固定資産売却益を特別利益に計上する一方、業務終了に伴う固定資産やソフトウェア除却損などを特別損失に計上した結果、第3四半期純利益は27億6500万円（19.9％増）となった。
