今年で中東進出30周年を迎えるドイツポスト・グループ傘下のドイツポスト・ワールドネット(DPWN)は、ドバイの物流拠点「ドバイ・ワールド・セントラル」での業務エリアを今後、数年かけて計30万平米以上、拡大させる。
拡張施設は、現在、ダンザスAEIエミレーツ社が使用しているジェベル・オール・フリー・ゾーン(Jebel All Free Zone)の8万5000平米の跡地に建設する。
また、ドイツポスト系列のDHLグローバル・フォワーディングとエクセル・サプライ・チェーンの2社が、追加で2つの施設用地の契約を締結した。
まず、「カーゴ・ビレッジ・ジェベル・アリ・エアポート」の荷さばきエリアにある3万平米の用地を開発。オプションとして1万5000平米を確保した。さらに、ロジスティクスエリアに15万5000平米の用地を開発。オプションとして7万8000平米を確保した。
このほか、同じくドイツポスト系列のDHLエクスプレスは、ジェベル・アリのワールド・セントラル・エアポートの5万平米の用地に、インテグレーター用ハブ施設を建設する計画がある。
DPWN首脳は「中東は経済成長が著しく、当社にとって最重要な地域になってきている。これからもビジネスチャンスは広がるとみており、今回の投資もそれへの対応の一環だ」としている。(翻訳)