（株）ローソンは2月28日、（株）九九プラスとの間で業務・資本提携することを決めた。生鮮コンビニなどで培った両社の強みを相互補完する狙いで、物流合理化を図るほか、「ローソンストア100」、「SHOP99」の統合に向けた取り組みもスタートさせる。
業務提携では、個店ベースの売上・収益の拡大に向け、①商品の共同開発、共同仕入②物流の合理化③本格的フランチャイズ（FC）化④生鮮コンビニの強化⑤出店に関する協力⑥ローソンストア100、SHOP99の統合に向けた取組み――などの分野で協力を検討する。
商品の共同開発、共同仕入については、互いのノウハウを生かしたオリジナル商品（PB）の共同開発、・大手メーカーの協力のもとナショナルブランド（ＮＢ）の適量小分けオリジナル商品の開発、共同仕入れによるスケールメリットの追求、商品の相互補完に取り組むほか、「ローソンプラス」などに共同商品を供給、販売ノウハウの活用を狙う。
また、物流分野では九九プラスが、ローソン物流のインフラ、ノウハウを活用し物流の合理化を図る。
資本提携では、九九プラスがローソンを引受者とする第3者割当増資を行い、ローソンは1株12万1700円で、九九プラスの総株式の20.0％にあたる普通株式3万1500株を引き受ける。引受総額は38億3355万円。
