(株)バイク急便は、海外ハンドキャリーサービス最大手のジュピター・ジャパン(株)と業務提携を行い、世界向け国際ハンドキャリーの販売、業務を共同で展開する。
バイク急便は2006年4月から東京-中国間の当日配送サービスを行っているが、問合せの多さから「全世界への緊急配送の需要が浮き彫りになった」として、提携に踏み切った。
ジュピター・ジャパンと業務提携を行うことで、全世界へ配送エリアを拡大することが実現。機械部品、産業素材、アパレルなどを中心とした小荷物を、当日か翌日に目的地に届けることが可能となり、各国の会社、工場の緊急配送ニーズに対応する。
両社は3月から共同営業、共同管理を実施する。営業面では顧客層拡大のために低料金プランを検討し、管理面では通関での法令順守のため、問題化しているコピー品や模造品などを防ぐ知的財産の保護や禁輸品の排除を徹底。専任スタッフがドア・ツー・ドアで配達する国際セキュリティ便もサービスを開始する。
両社は今後、自由貿易協定の拡大などに伴い、航空機での物流輸送、緊急配送ニーズが増加すると見込んでいる。初年度の配送目標は1000件。