GMOインターネット(株)と佐川急便(株)は3月23日、共同出資でeコマース専門の事業を共同運営する新会社「GMOソリューションパートナー(株)」を設立、営業を開始した。
BtoCのECの市場規模は2006年度の3兆8200億円から、2011年度に6兆4300億円と1.7倍に拡大する予測が出されており、両社はEC市場でさらなる事業価値を創出するという目的で一致、共同運営会社の設立に至った。
GMOインターネットは、今後も成長が期待されるEC市場で事業拡大を図るため、通販事業での物流インフラを持つビジネスパートナーとして佐川急便を選択。
また佐川急便は、全国の宅配便ネットワーク、総合物流システムのノウハウ、代金引換サービス「e-コレクト」に、GMOインターネットの「まるごとEC」を組み合わせることで、相互補完によるビジネスチャンスの拡大が見込めると判断した。
新会社は3月23日からサイト制作、集客、運営コンサルティング、受注処理、発送、代金回収までの、ネットショップ運営に必要なサービスをトータル的に提供する「まるごとEC」の販売を本格的に開始。
ネットショップ開設に必要なホームページの作成、ネットショップ運営コンサルティングまでをGMOインターネットグループが、物流加工や輸配送、決済システムを佐川急便などSGホールディングスグループが担う。
資本金は5000万円で、出資比率はGMOインターネットが76%、佐川急便が14%となっている。