丸紅（株）は、空港グランドハンドリング事業で世界最大手のスイスポートインターナショナル社（Swissport International Limited、以下：SPI社）が全額出資する日本法人スイスポートジャパン（株）（以下：SPJ社）の株式49％を取得することでSPI社と合意した。
航空会社では、昨今、旅客関連業務（カウンター・旅客誘導等）、機体関連業務（航空機清掃・機内サービス品搭載）、貨物関連業務（貨物搭載・輸送等）など空港業務の多くを外部委託しているが、SPJ社が得意とする国際便の空港業務は、チェックインや手荷物・貨物の取扱作業量が多いために外部委託量が多く、昨年の中部国際空港の開港に続き、今後の新東京国際空港（成田空港）や関西国際空港の拡張、さらには羽田空港の国際化への動きなどを背景として大きな成長が見込まれる分野。
丸紅では、民間航空分野のビジネス拡大の一環としてこの分野に注目してきたが、今回の有力パートナーとの連携を軸に、日本だけでなく、急成長が見込まれる中国やインドなどでも空港サービス事業の拡大を目指す方針。
出資先概要
社名：スイスポートジャパン（株）
設立1967年
所在地：大阪府泉佐野市中町2－3－20
主たる業務：海外航空会社向け空港グランドハンドリング事業
代表者：石橋健二
資本金50百万円
従業員数：約40名
パートナー概要
社名：Swissport International Limited
設立1996年
所在地スイス
主たる業務：空港グランドハンドリング事業
従業員数：約23,000名
売上高17億スイスフラン（2006年度）
顧客数：エアライン650社以上
