キリンビール（株）は、省エネ・省資源を目的に開発した「ビール用軽量リターナブル大びん」が、第1回目の開催となる平成18年度容器包装3R推進環境大臣賞の製品部門において、「優秀賞」を受賞した。
「ビール用軽量リターナブル大びん」は、ガラスの肉厚を薄くするとともに、独自技術により表面にセラミックスコーティングを施して強度を維持し、びんの形状もスリムにすることで、重量は大びん1本あたり21％、1ケースでは約2.6kgの軽量化を実現した。
1993年より北海道地区に導入し、1999年の全国展開を経て、2003年6月には100％切り替えを完了した。
ビールびんは再使用出来るリユースびんであり、環境負荷の少ない容器として注目されているが、「ビール用軽量リターナブル大びん」は、原料や製造、輸送に伴うエネルギーがさらに節約できるためCO2排出削減にもつながり、持ちやすさ、輸送効率が上がった点などに高い評価を得た。
ビール用軽量リターナブル大びん特長は、軽くて持ちやすく、従来の大びんより21％軽量化され、製造時や輸送時のエネルギー節約によるCO2排出は15％削減できる。
