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日本ミルクコミュニティ/効率的な生産物流体制構築、経営統合システム稼働

2007年04月16日/未分類

日本ミルクコミュニティ(株)は、富士通(株)、日本ユニシス(株)、(株)全農ビジネスサポートとの共同プロジェクトで、生産・販売活動における個別収益管理までを可能にした経営統合システム「MEGMIS(MEGMILK Management Information System)を稼働開始した。

本システムの稼働により、「MEGMILK」ブランドの確立と、効率的な生産物流体制の構築に向けた管理体制が整備されたことになる。

市乳大手メーカーでは、従来の卸し中心の業態から、現在では卸し・直販・販売店業務など、多種多様の業態に対応している。これまで日本ミルクコミュニティで稼働していた基幹系システムでは、多岐にわたる事業活動の収益管理を月次一括処理で行っており、経営に直結したリアルタイムな情報把握が困難だった。

このため、日本ミルクコミュニティでは2005年3月から、富士通、日本ユニシス、全農ビジネスサポートと共同で、受発注処理から生産物流、営業、財務会計、人事、管理会計のすべての情報がリアルタイムに、一貫して把握できる経営統合システムの構築に着手していた。

開発工数4,300人月超、開発期間1年10ヶ月をかけ、ことし2月19日に「MEGMIS」の全面稼働した。

「MEGMIS」は、これまで稼働していたシステムの収益管理機能を大幅に強化し、新たに物流費、販売費などの固定費管理機能を追加し、販売活動における利益貢献度まで把握できる経営統合システム。

経営統合システム「MEGMIS」は、基幹系システム、管理系システムの大きく2つに分かれ、その全体を統合セキュリティシステムが権限管理する仕組みになっている。

なお、「MEGMIS」構築に際しては、基幹系システムを富士通、管理系システムを日本ユニシスが担当した。

基幹系システムは、「営業システム」、「生産物流システム」、「人事労務システム」、「財務システム」の4つのサブシステムから構成され、基幹系システムにより、日々の受注出荷活動によって発生する1日あたり約30万件の情報をリアルタイムに処理し、製品受払における日々の物量変化をタイムリーに把握することが可能となっている。

また、管理系システムは、「予算編成システム」、「原価システム」、「損益システム」、「分析データベース」、「検索データベース」の5つのサブシステムから構成し、月間約4,000万件のデータを処理し、1年間の総データ件数が約5億件という膨大なデータを5年間管理する。

「MEGMIS」の特徴
・日々の生産、物流、販売状況をリアルタイムに把握し、収益向上の源泉である各事業部門の生産活動、販売活動を活動別に収益管理する。これにより経営サイドから、営業サイドに対し、タイムリーな指示を出すことが可能。
・セキュリティ管理、権限管理などの機能を有することにより、今後の日本版SOX法にも対応可能。
・管理会計のみの事業部門別収益管理に加え、「MEGMIS」では、各事業部門別収益を生産活動や販売活動などで切り分けた管理を実現。

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