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農林水産省/日本ミルクコミュニティ、雪印乳業の事業再構築計画を認定

2009年09月08日/SCM・経営

農林水産省は9月8日、日本ミルクコミュニティと雪印乳業から提出された事業再構築計画を同日付で認定したと発表した。

計画では、日本ミルクコミュニティと雪印乳業が株式移転し共同持株会社の雪印メグミルクを設立。両社の経営を統合し、双方の経営資源を一体的に活用することで新商品の開発や市場の新たな需要喚起、開拓を行うなどの企業価値向上を目指すもの。

今回認定された計画は、実施期間は2009年10月-2012年3月となっており、計画最終年度の2012年度には2008年度比で従業員1人当たりの付加価値額を20.7%向上させることが目標。日本ミルクコミュニティは、乳飲料事業で「骨の強化」をコンセプトとした機能性乳飲料カテゴリーに強みがあり、乳のおいしさをコーヒーと組合せて引き出した、嗜好性の高い商品でもカテゴリー№1商品を保有する。

これに雪印乳業が培ってきた乳の持つ機能性や美味しさを追求した研究成果を加え、更に多様なニーズに応える商品を開発する。

醗酵乳事業では、日本ミルクコミュニティは、雪印乳業の菌株を活用した商品展開で健康志向の高い市場のニーズに対応している。両社は共同で内臓脂肪低減効果を裏付ける研究成果を発表しているが、この取組みを深め、研究成果をプロモーション戦略等に活用し、市場の需要喚起を促進する。

デザート事業では、日本ミルクコミュニティがプリンやゼリーの独自技術に雪印乳業の装置技術を活用し、両社共同で新機軸の商品を開発する。これらの取組で、2012年度にはこれらの分野での新商品の売上高を全売上高の2.3%以上とする。

今回の認定で、両社は雪印メグミルク設立の登記に伴う登録免許税の軽減の支援措置を受けることを予定している。

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