ドイツのポルシェAG社は、新モデルシリーズ「パナメーラ」を生産するライプツィヒ工場を拡張、2万5000㎡の生産施設に2万3500㎡の物流センターを併設する。
現在カイエンが生産されている既存のアッセンブリーホールも拡張し、試作・解析センター、実習生研修のためのワークショップが設置される。建物と生産設備を合わせた合計投資額は1億5000万ユーロに達する。
ライプツィヒ工場ではプレミアムカーを少量生産していくほか、2009年に市場投入予定の4シータースポーツクーペ「パナメーラ」の組み立てにも、ポルシェの生産コンセプトが適用される。
パナメーラのエンジンは、シュトゥットガルト郊外、ツッフェンハウゼンにあるポルシェの本社工場で生産。塗装済みボディはフォルクスワーゲン社のハノーバー工場から供給され、その後ライプツィヒ工場で車両の組み立てが行われる。
パナメーラの場合、ポルシェの内製率は15%で、ハノーバー工場で生産される塗装済みボディは車両全体の価値の6%を占め、ポルシェの協力会社の多くはドイツ企業であることから、ドイツ国内の付加価値比率は70%近くに達するという。
拡張工事が進むライプツィヒ工場