LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

独ポルシェ/ライプツィヒ工場で新方式の物流システム

2009年06月04日/物流施設

独ポルシェは、4ドアグランツーリスモ、「パナメーラ」の生産を4月に開始したライプツィヒ工場で新方式の物流システムを導入した。

同工場では、SUVのカイエンと4ドアのグランツーリスモであるパナメーラを同一のラインで組み立てる。

パナメーラ生産にあたり、スケジュール工程表にすべての協力会社を組み込むことで、部品が生産ラインで使用される1時間前に供給されることが可能となった。これにより、コスト増大の要因ともなる保管エリアはほとんど不要となった。協力会社の多くはドイツ企業であるため、パナメーラのドイツ国内の付加価値比率は70%に達する。

両モデルのエンジンは、ポルシェのツッフェンハウゼン本社工場からトラックでライプツィヒに運ばれる。ボディは、カイエンの場合は最初から部分的に装備品を取り付けた状態でブラチスラバ工場から鉄道で輸送され、パナメーラの場合はまずフォルクスワーゲンのハノーバー工場から鉄道で運び込まれたのち、ライプツィヒ工場の専用ラインで個別にインテリアが取り付けられる。

2002年8月に操業を開始した同工場では、リーンプロダクションを徹底。カイエンとパナメーラのボディが同じ製造工程に入ったのちは、多数のカスタマイズオプションにもかかわらず、完成まで同じラインで組み立てられる。

ライプツィヒ工場の総面積は300ha。ポルシェは約1億5000万ユーロを投資。床面積2万5000㎡のアッセンブリーホールに加え、物流センター、試作/解析センターなどを建設した。(翻訳)

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース