（株）AOKIホールディングスは4月19日、（株）ハマキョウレックスに物流業務を委託し、新たな物流体制を立ち上げた。国内物流体制を整備することで、ファッション事業で800店舗、売上高2000億円規模に対応可能な物流体制を構築する。
AOKIホールディングスでは、AOKI、ORIHICA業態の店舗業務効率化による接客サービスの向上を目指し、現在稼動中のスーツ、礼服、コートなどを取り扱う自社物流センター「ファションリザーブセンター」（愛知県一宮市）に加え、カジュアル、服飾雑貨等の箱納品される商品を取り扱う物流体制を新たに構築。
物流業務は東海、関東、中部、関西を中心に、３PL業者として運営実績のあるハマキョウレックスに委託。今後、海外物流体制も構築し、仕入れ・物流コストの削減に取り組む。
今回の物流体制構築では、商品の流れに沿って取引先、商品部、物流センター、店舗で情報を共有できる物流システムを再構築、AOKI、ORIHICAで取り扱うカジュアル、服飾雑貨、シャツ・ネクタイなどのビジネス洋品（箱納品）をハマキョウレックスが新設した「ハマキョウレックス藤沢第二物流センター」へ集約。入荷検品から保管、店別振分、店舗への配送までの物流センター運営業務を委託する。
また、SCMラベル納品と店舗への定時一括配送システムを導入し、ノー検品、伝票レス化による店舗業務を効率化。削減した作業時間に合う適性人員を配置し、接客サービスに力を入れる。
AOKIホールディングスでは、1店舗1日当たり約90分の作業時間の削減が図れ、その時間を接客サービスに充当することで、3：年後に年間約15億円の営業利益貢献を見込んでいる。
問い合わせ先
（株）AOKIホールディングス
お客様相談室
TEL0120-13-7888
「藤沢第二物流センター」施設概要
施設名：HMK藤沢第二物流センター
所在地：神奈川県藤沢市葛原字芝池822
施設規模：延床面積2万6400㎡、2階建て4階層
竣工：2007年3月7日
